ここではオリジナル容器を作りたい企業の担当者様とのお打ち合わせの様子から
実際に製品ができるまでを分かりやすくご説明いたします。
「金型のことなんてサッパリ…」なご担当者様もご安心ください、
龍江精工がいちから丁寧にサポートさせていただきます!
お打ち合わせ
ヘアケア商品のメーカーに勤める企画担当です!
自社の新商品ヘアワックスに合うクリーム容器をオリジナルで作りたくて…
私、金型のことが全く分からないので色々教えてください!おおよその費用感もまったくつかめないんですが…。
自社の新商品ヘアワックスに合うクリーム容器をオリジナルで作りたくて…
私、金型のことが全く分からないので色々教えてください!おおよその費用感もまったくつかめないんですが…。
ヘアワックスの容器ですね、かしこまりました!
金型代の計算の仕方はちょっと複雑で、作りたい容器のサイズや仕様、成形の仕方によってかなり差が出てしまうので都度ヒアリングをさせていただいております。製品をいくつ作るかにもよるんですが、こちらはどれくらい作る予定かお決まりですか?
金型代の計算の仕方はちょっと複雑で、作りたい容器のサイズや仕様、成形の仕方によってかなり差が出てしまうので都度ヒアリングをさせていただいております。製品をいくつ作るかにもよるんですが、こちらはどれくらい作る予定かお決まりですか?
え~と、初期ロットが1万個、リピートでは3000個くらいで検討している最中です。
なるほど、そうすると1個取り(※1)がおすすめですので、本体とキャップ合わせて金型代が数百万円でお作りできると思います。仮にヒット商品になって月に数万個売れるような商品ですと4個取りをおすすめします。金型代が上がりイニシャルコストはかかりますが、一度に4倍作ることができるのでランニングコストを抑えられます。
※金型はひとつの金型から取れる個数と、成形時間により価格が変動します。(例えば1個取りよりも4個取りで型を製作したほうが一度に量産できるので時間は減りますが、その分1個取りの金型を製作するよりも金型自体に費用がかかります。)
※金型はひとつの金型から取れる個数と、成形時間により価格が変動します。(例えば1個取りよりも4個取りで型を製作したほうが一度に量産できるので時間は減りますが、その分1個取りの金型を製作するよりも金型自体に費用がかかります。)
弊社の新商品だと相場感が合いますが、例えばテスト販売用に100個程度を作りたい…っていう場合には金型から起こすとなると、なかなかお金がかかるんですね~。
もちろん商材によってはそれでも作りたいという方もいらっしゃいますが、例えば商品に合うオリジナル容器を費用を抑えて探したい、といった場合にはお伺いしたうえでピッタリな既製品を紹介することもできますのでご安心ください!加飾を施すだけでも素敵なパッケージができる事例もあるので、そういった案件の場合もぜひお問い合わせくださいね。
製品仕様の確認
新商品のパッケージを作るにあたって、図面が無くても金型って作ってもらえるんですか?「こんな雰囲気にできたらいいなあ」って思って、私が描いたイメージ図があるだけなんです。実際こんな容器が作れるのかどうかも謎なんですケド…。
このようなマンガ調のイラストやイメージ図でも大丈夫です!そうですね…このイメージでいくと「アンダーカット」と言って設計上金型から製品が取り出せない構造になってしまうので、例えば…もう少し角度をつけてアレンジしてみたらどうでしょうか?
こんなラフスケッチから的確にアドバイスがもらえるんですね!金型から取り出すところまでは思いつきませんでした。わかりました、そのように修正お願いします!
製図
わあ~!私の描いたイラストがこんな風に図面になるんですか!?
CADというソフトを使って、製品本体と金型を設計します。見た目の再現はもちろん開け閉めの機構なども狂いがないように弊社の精鋭設計部隊が図面を起こすんです。最終的に金型成形機にプラスチックを流し込んで製品を作るのですが、その際にキレイに材料が流れるよう綿密に計算しているんですよ!
金型製作
これで金型を削るんですね!
これはマシニングセンターと言って、自動で金属を削る機械です。先ほどの設計図をもとに、今度はCAMというソフトでマシニングセンターを動かすためのデータを作って指示を出しているんです。1ミクロン単位で金属を削っていくんですよ。
い、1ミクロン…⁉ちょっと大きさがよく分からないけど…。スゴイ!どんどん製品に近づいていってる!
こんな大きな金型ですが、バリが出ないようにするためのすき間を10ミクロン(100/1mm)という大きさで職人が空けていくんです。30ミクロン空いてしまうと不良品になってしまうので、とても繊細な仕事なんですよ。金型は機械だけではなく、不具合が無いように最後は手加工で熟練工が仕上げていきます。
10ミクロンの穴を空ける!?そんなことできるんですか!こういう職人の方がシビアにこだわってくださるおかげで、高級感のある製品ができるってことなんですね~。
成形
金型ができると、その金型を成形機にセットし、いよいよ樹脂を流し込み製品が出来上がってきます!
樹脂の色味って細かく指定できるか不安だったんですが、こんなに理想にピッタリの色が選べるんですね!色にはこだわりたいって思ってたので安心しました!ラメの樹脂もカワイイ!ピンクもこんなにいろんなピンクから選べて迷っちゃいます~~!
カラーチップや現物をお持ちいただければ、その色に調整できるのでぜひイメージを伝えていただければと思います。他にもデザイン面で言えば加飾によく使われるホットスタンプ(金色の箔押し)の種類の見本やシルク印刷についてもお伺いいたしますので、ご相談ください!
完成!
わあ~!ついに完成しました!キラキラしたイメージ通りですてきです!素敵な容器もできて内容にも自信があるので、大ヒット目指してがんばります!
はい!ヒット商品になるよう、弊社も応援しています!